今日の仕事は、初めて体験することがありました。
今日は
サンサン館みき(香川県三木町)での、「素敵なパパになれる30分」に関する講演とオモチャ作り講座をしました。
講演の内容は、リーフレット「素敵なパパになれる30分」に書かれている内容や、自分の体験から感じた子育て支援などの話と、同じくリーフレットに載っている「トントンずもう」を作ってみました。誰でも作れるけど、奥が深い「トントン相撲」。金色の折り紙でゴージャスなお嬢力士が登場したり、虫のような力士だったり…。
内容は特別メチャクチャ変わったことはなかったのですが、今日、来ている人達が…
なんせ、僕の両親がそろって聞いていたのです。自分の親が聞いているところで、子育て論です。これ以上ない酷なシチュエーションですわ。そこに加えて、もう一人、高校時代の恩師が来てくれました。高校2年の時に新任で古文の担当をしていた先生が、今、香川県の男女共同参画関連部署にいて聞きに来て下さいました。親と恩師に話す、自分の子育て。郷里ならではの設定です。
確かに、話しにくい環境ではありますが、この状況はいつか来るだろうと思っていたし、いつか超えないといけないコトだったと思うし、なんだか初心に返る思いがしました。「あんたも恥ずかし~ない子育てをせ~よ」とハッパ掛けられている気がしました。
子育て論の偉い先生方はたくさんいらっしゃいますけど、自分の親や恩師に子育て論を聞いてもらう機会のある人は、そう多くないと思うんです。加奈子が、いつか自分の子育て体験から学んだことや考えたことを、どこかで仕事として話しているのを聞いたとき、僕はどう思うだろうか?と考えながら、話の合間にフト頭をよぎりました。
僕の親は、「親は親、子は子」という感じで、キッチリわけてくれていて、「子は親の所有物」というような感覚がない分、「子どもはああ言っていたけど、私たちはチョット違うよ」という意見だったかもしれないです。時代も違うし、場所も違うから、違っていて当然です。まぁ、「僕は僕で精一杯やってるつもり」「たいしたことはさせてないけど、今のところ子どもとは仲良し」というのをわかってもらえれば、それで十分です。
しかしまぁ、加奈子は本当に丈夫な子なので、僕のような気分屋が面倒みても、なんとかなってるような気がするけど、僕は、子どもの頃、よく寝込んでました。今から思うと、子どもが寝込むことほど、親がグッテリくることはないんですね。朝、体温測って「38.4℃」だと、ホンマにガック~ン。「今日一日終わったな」という気分。そういうガックン感覚も、親になって子育てに関わってわかったことです。