昨日の夜から、今日の昼過ぎまで、我が家には不穏な空気が流れておりました。
コトの発端は、昨日、講演が終わり、その後の「今後の講演に関する打ち合わせ」も終わり、ちょうど晩ご飯時。場所はJR京橋駅。
「晩ご飯どうする?」という和子さんのメールに、
「今、京橋駅。なんかテキトーに食べて帰るし、先に食べといてよ」と電話をすると、
「あ、今からご飯炊くし、なんか冷凍モンでもチン☆して作るわ」
「あ?え?大丈夫なん?」
「冷凍ならなんとかなるやろ」
「あ、イカのげそと里芋があったから」
「おっ!んじゃそれにしよかな?」
「んじゃ、食べずに帰るわ。じゃね」
と。京橋から家までは、特急で待ち時間入れても40~45分。ご飯は「早炊き」を使えば、1合なら30分で炊きあがる。おかずも冷凍物なら、トロトロ作っても20分でOKのはず。そう思って、家の前まで来ると、玄関灯が点いてない。な~んか悪い予感がして鍵を開けて入ると…
ご飯の炊けた匂いはしてるんだけど、まだなんにもできてなかった。
「あれ?ご飯は…?」
「これから冷凍カレイの煮付けを湯煎するとこやねん」
「え゛~~~~(--#)?!」
「『え゛~~~~!!!』って、そんな言わんでエエやんか!」
「・・・(沈黙)・・・なんでオレが怒られなアカンねん!」
「加奈子の相手してたら、でけへんかったんやんか!」
以下、仕事絡みの、ここでは書けないような話題でさらに紛糾(これが書ければさらにオモロいんですけど…結局、こういう外に出せない話が絡んでつまづいた時の対処が難しいんよなぁ。加奈子が2歳くらいの時のトラブルも、和子さんの公表できないトラブルが溜まりまくった時期だった)。
せっかく、エエ感じで講演が終わって、気分よく帰ってきたのに、な~んか一気に大疲れ。講演じゃ、「夫婦の会話」なんかについての話もするけど、まったく会話する気にすらならない。料理に関しては、ホンマに「期待した自分がアホやったと思うしかないのか?」と思ったり、「だったら、コンビニ弁当買えばよかったや」と思ったり。
黙って、帰りに寄ったコンビニで買ったつまみとビールをガンガン飲み、そのまま疲れもあって寝床へ。夜中2時頃加奈子の蹴りと妻子のイビキで目が醒めて、そのまま2階の客用ベッドへ移動して朝まで睡眠。
結局、10時間くらい寝た。今朝からも、なんとなくぎこちない夫婦の会話。お昼頃まで、グダグダたいしたコンタクトもなく過ごす。が、お昼過ぎくらいから「緊張関係続けるのがアホらしい」と思えてきた。無駄な力を使いたくないんだな。夕方、和子さんは、昔の同僚と電話で仕事の打ち合わせ。なんか盛り上がっていた。電話が終わるとリセットされていた。軽く、昨晩の僕の言動にツッコミ。こっちもボケて返す。
誰か第三者と話して盛り上がる!というのは、夫婦にとっても大切かつ楽チンです。「『M』字型人間関係のもう片方の手は、いろんな人とつながるために空いているのです」という話をしてるけど、今日はそれが効いたかな?夫婦の問題を夫婦だけで解決しようとすると、とんでもなくエネルギーが必要なのかもしれない。全然関係のない話でも、第三者が関与することで、空気が変わることもある。ましてやウチのように、緊張関係を続けることをバカバカしく思うコンビなら、氷解させるキッカケさえあればいい。