先週金曜日の夜、アニメ「あたしンち」の再放送で「
母、買い物たのむ」をやっていた。あらすじは、リンク先を見てもらうとして、その中で、母がみかんやユズヒコの買い物について「あ~もぉ~~!(--#)」というシーンがあるんだけど、そのなぜに怒るのか?という説明が、
ありがちながら、しかも
よくある落とし穴であり、とても興味深かった。
折しも、一からはじめる料理本のネタ整理中。
本の最初は「冷蔵庫を開けろ!まずは在庫確認!」。
買い物はその後。
よく「材料をそろえる」や「洗う」から始まる料理本があるが、あれは慣れてる人向けだ。超初心者は、「なにを作ればいいか?」「その料理のために、なにを、どれだけ、どこで買えばいいか?」がわからない。わからないからやみくもに買い物してきて、「あ~それってウチにたくさんあったのに」「○○で代用できたのに」や「明日ならもっと安いのに」「半額セールでその値段?!(◎_◎)どんな高級食材買ってくるネン」などトラブルが発生する。
まずは在庫確認。そしてメニュー決め。メニュー決めを先にして、在庫と照合して買い物に行くパターンも可能だけど、その場合は、賞味期限が迫っているモノの存在など、冷蔵庫や食材の管理を把握したうえでのメニュー決めという前提が欲しいところ。
「あたしンち」の番組で、「なかったら買って来なきゃよかったのに」と「いいのに!何でも(買ってきてくれれば)!かつお節もう全然ないんだよ!」という相対する反応で母は切れてました(--#)。
「購入の緊急度・絶対的必要度」これがクリアーに示されないと、他人に買い物を頼むのは難しいのです。つまり、やっぱり買い物に行く前の在庫の確認が先なのです。
メニュー決めはなんでもエエんです。残っている前の日のおかずや、部分的に使った野菜や、冷凍庫の中のモノ、自分の懐具合など。自分が食べたいモノと在庫(環境)が合わさって、はじめて現実的なメニューが成立します。メニュー本に載っている食材をイチから全部、毎回買うようなコトをするから、「男の料理」は嫌われるのです。一般的に、料理教室は、プロセスの中の、「調理」というごく限られた部分について実習しているもの。
在庫管理とメニュー決めは、家庭料理においては、とっても大きなウェートを占めます。だから「今晩、なに食べたい?」問いに対して、「ん?何でもエエでぇ」という受け答えは、作る人(メニュー選択者)のイライラや投げやり感を生じさせるのです。「スタミナ系」「魚料理!」「中華!」という感じで漠然としてでも、イメージを返してくれるとウレシイのです。
買い物に関しては、値段の相場、値段と分量の兼ね合い、消費・賞味期限の相場など、いろんな情報を必要とします。普段、なにげなく「これ買おう!」と判断している背景には、膨大なデータがあるのです。それを他人に教えるのは、ものすごく大変な作業なのです。「教える=己の基準を知る」というコトです。だから面倒くさくても、みんな自分で買いに行くんです(笑)。
買い物のノウハウについては、スーパーに勤務しているママ友達達から「極め」ネタを集めているところ。