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このところ、チョビッとだけ我が家の話題に出る運動不足解消器具。
もっぱらの話題商品は、エアロバイクと
松下の乗馬フィットネス器具。
この前、近所のジョーシンに出掛けたついでに、乗馬器具のパンフレットを持って帰りました。見ると「ウエストがスリムに」「ヒップがスリムに」「体重・体脂肪率が減少」とあります。
このページにも同じグラフがありますが、
こんなグラフにだまされちゃいけません!
・ウエスト「-2.2㎝!」が強調されるこのグラフ!ところが、データを見ると74.2㎝→72.0㎝です。ウエストが74.2㎝の人にとって2.2㎝は誤差の範囲じゃ?
・ヒップも同じく「-2㎝」ですが、基データは94㎝!そんな人にとって2㎝って、多分、1食抜いた程度の現象じゃないでしょうか?
・体重も体脂肪率も「減少」と言えるかどうか微妙です。
しかも、下に小さな字で書いているモノを読むと「30分間×週3回×3ヶ月使用した場合」です。3ヶ月間まったく同じ食生活をして、睡眠時間も同じ、他の運動も同じだけ続けることは可能でしょうか?僕の経験からいうと、3ヶ月間間食をやめるだけでヒップ「-2㎝」は可能じゃないかと思います。おまけに計測時に思いっ切り腹を引っ込めるとか、メジャーをキツ~~ク締めるとかすると2㎝程度の減少はすぐ作れるんじゃないでしょうか?しかも途中経過がありません。
このグラフを右のように表すと「2㎝ってホンマに誤差やん!」とみえますよね。誤差に見せようという意地悪な配色もありますが、実際のところこんな見せかけ自体が「誤差」だと思います。
パンフレットのグラフをよく見ると、左の数値目盛りが「0の次に65(㎝)」「0の次に85(㎝)」となってます。このにょろにょろマークがポイントなのです。目盛りににょろにょろマークを使った場合は、棒グラフの根元にもにょろにょろマークを入れるのが親切です。ですが、松下の提供するグラフにはにょろにょろマークはありません。とくに「付けなかったから逮捕!」というモノではありません。ただ、「目を欺く意図がなきにしもあらず」と解釈されても、松下は弁明できません。
「あるある大事典2」が問題になってますが、実は、こんな感じで、身のまわりには「そのように見える」「そうじゃないかと感じる」仕掛けがいっぱいあります。ある特定の番組がやり玉に挙げられて、それで問題が解決!というほど甘くはないのです。もちろん、少しでも快適に感じるように見せる仕掛けもあり、そういうモノは大切です。ただ、見たまんま、聞いたまんまを、なんでも鵜呑みにするのは、リスクが高いこともあるということです。