岡山県
真庭市の真庭市婦人大会で講演しました。僕は、郷里が高松市というコトもあり、岡山駅は何度も通っています。でも、そこから北に上がったのは今回が初めて。こういう機会でもないと、一生出掛けることの無かった場所だったかもしれません。
岡山駅で、津山線のディーゼルカーに乗り換えて、ガルルルル~~という音と一緒に旅しました。途中、落石事故のあった現場も通りながらでしたが、全線通して、高い場所を通る路線で、見晴らしが良くて気持ち良かったです。
津山駅に到着した頃は、まだ曇っていて肌寒い風が吹いていました。「晴れ男」のはずが…と思っていたのですが、婦人大会が始まる時間には晴れ上がった青空。その青空の下、出番の時間待ちに会場の久世公民館近くにあった旧
遷喬尋常小学校まで散歩。
小さな木の机に椅子。なによりも建てた職人さん達の「いい仕事」の数々。レトロな学校機材の中に、足踏みオルガンで、それもパイプオルガンに使われる、ストップ式の音色切り替えが付いたオルガンがあり、思わずチョロチョロッと弾いてしまいました。このYAMAHAのオルガンはなんと「音痴」。音程がズレてるんです。それがまたエエ感じなんです。
講演は、3月25日以来の約2か月振りだったせいか、テンション上がりまくりだったみたいです。ICレコーダーを聞き直すと、今日は喋りが速い!よく言えばテンポが良い!悪く言えば走ってる。もうちょっと緩急着けた方が良かったと思うけど、なんせ天気も良いし、久しぶりに講演で、とにかく話したくて話したくて仕方なかったんだと思います。お陰でたくさん笑ってもらえたし、なにかチョットでも今日からの生活が楽しくなる家事の感じを掴んでもらえたんじゃないかと思います。
20冊持って行った「プロ主夫山田亮の手抜き家事のススメ」は、13冊売れました。お陰で帰りは荷物が軽かったです。買っていただいた本は、ほとんど全部にサインしました。
帰路は、日が傾いた山間を皿川から誕生寺川、旭川沿いにクネクネと走る津山線の車窓を見ながら、講演の録音を聞きながらウトウト。岡山駅で新幹線に乗り換え。
行きの京都から乗った新幹線はかなり混雑していて、新大阪まではデッキで過ごしました。新大阪で席が空いたので、座ると隣はなんだか感じの良い初老のおじいさん。児島で開かれるアマチュア無線の全国大会に出席するというお話し。なんやかんやと話しながら岡山まではあっという間。
帰りの新幹線も混雑しているかと思ったら意外と空いていた。僕は、岡山駅に広島方面から入線してくる新幹線の風景が好きなんです。グーッとカーブを通って近づいてくる新幹線。それも夕日を浴びて走ってくる姿が好きなのですが、今日、はじめて「そうだ写真に撮ろう!」と思って撮りました。もうチョットホームの端っこから撮るともっといい写真なのですが、そこまで行って撮る気合いはありませんでした。
とにかく、長い一日でしたが、天気も良くて気持ち良い一日でした。「また今度」と言いたいところですが、なかなか同じ場所に2回行けません。一期一会的なこの仕事。おそらくは一生に一回きりの滞在であろうその時間を精一杯楽しんで帰れればイイなぁと思っています。今日は、ほんとうに楽しかったです。また訪れる機会があるとウレシイです。
そうそう、11月公開の映画「
ALWAYS 続・三丁目の夕日」に、今日訪れた旧遷喬尋常小学校の建物と地元のエキストラが登場するそうです。